Linux(kernel2.6系)での無線LANドライバの動作確認方法
無線LANドライバはWireless Extensions Version 16準拠(wireless.hのVersionが16)が必須です。
以下の例は最低限の動作を確認する手順であり、導入には運用環境に合わせた検証が必要です。
- 確認のための準備
- wireless-tools-26-4をインストールします。
以下は、wireless-tools-26-4で行った確認です。
- wireless-tools-26-4をインストールします。
- 確認する項目
1. 無線LANの接続
2. 接続している無線LANアクセスポイントの情報取得
3. 無線LANのアクセスポイントの一覧取得
- 確認項目1 無線LANの接続
- アクセスポイントの電源をONにする。 ネットワーク認証の設定項目がある場合は、オープンシステムモードにする。
- 端末を無線LANを使用できる状態にする。
- /etc/sysconfig/network-scripts下にネットワークインターフェース設定ファイル(例:ifcfg-eth1)を用意する。
以下、eth1を前提にします。 - ifcfg-eth1のTYPEを無線LANにする。
TYPE=Wireless
- /etc/sysconfig/network-scripts下にネットワークインターフェース設定ファイル(例:ifcfg-eth1)を用意する。
- 接続処理を行う。(コマンド実行)
- WEPキーがない場合
# iwconfig eth1 essid SSID - WEPキーがある場合
# iwconfig eth1 essid SSID key s:WEPキー(文字型)
iwconfigの詳細はドキュメントを参照してください。
- WEPキーがない場合
- IPアドレス取得処理を行う。(コマンド実行)
- # ifup eth1
- IPアドレスが獲得できているかは、ifconfigコマンドで確認
- Pingコマンド等で任意のホストにデータ通信ができるかを確認する。
ここまでの手順でデータ通信の確認が出来ない環境ではモバイル通信ライブラリは適用できません。
- 確認項目2 接続している無線LANアクセスポイントの情報取得
- 接続状態を確認する。
# iwconfig eth1
表示される内容を確認してください。
表示例:
- ア、イが正しく表示されない場合は、接続完了状態にできません。
- ウが分数のように(50/95など)表示される場合は、接続完了状態にできません。
環境設定によって接続は可能ですが、電波強度による切り替えは使用できません。 - エの値がiwconfigを繰り返し実行しても同じ値の場合は、圏外検知が正しくできません。
- 接続状態を確認する。
- 確認項目3 無線LANのアクセスポイントの一覧取得
- APのSSIDを広報するモード(ANY接続許可など)にする。
- 無線LANの接続を一旦クリアする。
# iwconfig eth1 essid any - 一覧が取得できるか確認する。
# iwlist eth1 scan
表示例:
- 一覧が表示される場合
- アが正しく表示されない場合は、そのSSIDを選択して接続する、という動作ができません。ただし、SSIDを広報していないアクセスポイントの場合は環境設定によって接続できる可能性があります。
- イの値がiwlistを繰り返しても変わらない場合は、電波強度が正しく通知されていない可能性があります。この場合は電波が弱いAPに接続する可能性があります。
- “eth1 no scan results”と表示される場合は、10秒程度の時間をおいて、上記コマンドを繰り返し実行します。
それでも同じ結果の場合は、一覧がとれないと考えられます。
- SSIDを選択して接続する、という動作ができません。
ただし、SSIDを広報していないアクセスポイントの場合は環境設定によって接続できる可能性があります。
- SSIDを選択して接続する、という動作ができません。
- ”Interface doesn't support scanning” と表示される場合
- 一覧取得がサポートされていないため、一覧取得はできません。
- SSIDを選択して接続する、という動作ができません。
ただし、SSIDを広報していないアクセスポイントの場合は環境設定によって接続できる可能性があります。
